歯の色を白くする?
黄色くする?食べ物
歯を白くする食べ物、
黄色くする食べ物って
あるの?
「歯に色が黄色くなる食べ物ってあるの?」や「歯を白くする食べものはないの?」というご質問をよく頂きます。そんな疑問にお答えしていきます。
歯を白くする食べ物って
あるの?
結論から言ってしまうと、ホワイトニングのように歯を白くする食べ物はありません。歯が黄色くなってしまう理由は大きく分けて、
2つあります。
1つは食べ物や飲み物の色が、歯の表面に付着して黄色く見えるもの。歯科では「着色汚れ」や「ステイン」と呼びます。もう1つは、歯自体の色が黄色くなってしまうもの。この原因は加齢や、お薬の影響、もともと歯の色が黄色い人もいます。
ホワイトニングは、この歯自体の色を科学的に白くさせる治療です。残念ながら、天然の食材でホワイトニングほど歯の色を白く変えるものはありません。
また、ホワイトニングは、全ての歯にできるわけではありません。重篤な歯周病の場合や、歯の神経が死んでいる場合などは一般的なホワイトニングは適応外になります。そのため、自分で判断せず、歯科医院に受診する事が重要です。
「着色汚れ」や「ステイン」
の付着防止に効果のある
食べ物
着色予防が期待できる食べ物はいくつかあります。歯への着色を予防する代表的な食べ物は下記の3つです。
- 繊維質の食べ物 繊維質のお野菜などは、着色の予防には効果的。繊維をよく噛むことにより、天然の歯ブラシのように働いてくれます。お食事にもう一品、お野菜のお料理をプラスしてみましょう。
- パパイヤ
パパイヤには酵素が含まれているので、歯に色が着くのを予防してくれます。着色汚れは歯の表面の、タンパク質の膜にくっついて定着します。
パパイヤの酵素はこのタンパク質を分解してくれる働きがあります。 - お水 実は、お水はステインを付きにくくしてくれる事をご存知でしたか?お水には純粋に、お口の中の汚れを洗い流してくれる効果があります。色の濃い物を食べた後には、うがいをして色が定着する前に流してしまいましょう。
歯を黄色くする食べ物
歯の色を黄色くしてしまう食べ物はなんでしょうか?端的に言ってしまうと、色が濃い食べ物は着色の恐れがあります。分かりやすい基準として、白いシャツにこぼしてシミになる食べ物であれば歯に色がつく可能性が高いです。
今回はその中でも、歯が黄ばみやすくなる代表的な食べものを3つご紹介
- コーヒー、紅茶 着色汚れにつながる代表的な食材といえば、コーヒーと紅茶ですよね!患者さまの中でも、一番多いのがこの2種類です。
- 赤ワイン
赤ワインも着色しやすい食材の一つ。お好きで頻繁に召し上がる方は、酔っ払って歯ブラシをサボらないように注意しま
しょう。 - カレー カレーも見た目から想像できる通り、着色しやすい食べ物の一つ。毎日食べる人は少ないものの、ホワイトニング後などは着色しやすい状態になっています。食べるは避けましょう。
意外と知られていない?!
着色の原因
- 花粉症の薬 花粉症の薬には、唾液の量を抑える効果があります。そのため、お口の中が乾燥して、汚れが唾液で流れないため歯に色が張り付きやすくなります。
- お口の乾燥 お口の中が乾燥しやすい状態にあると、歯に色が張り付きやすくなります。例えば、鼻で呼吸することが苦手な人や、風邪を引いている時などです。
- 喫煙 タバコが着色するのは、タールが歯の表面に付着するため起こります。
- うがい薬 色の濃い、うがい薬は着色する場合があります。茶色や緑色に着色している方など使用しているうがい薬により異なります。
まとめ
歯の色自体を白くするのは、食べ物では難しいです。歯の色を白くしたい場合は、ホワイトニングか、場合によりかぶせ物やつめ物での対応が必要になります。
すでに着色がある場合は、無理に自分で除去しようとすると歯を傷つけてしまいます。歯の色が気になる方は、自己判断せず歯科医院に相談してみましょう。