入れ歯の専門医(名医)が作る保険の入れ歯 | 渋谷歯科 | 平日夜7時半・土日も診療の渋谷の歯医者

入れ歯の専門医(名医)が作る保険の入れ歯

目次

日本補綴歯科学会専門医とは?

日本補綴歯科学会とは、被せ物や入れ歯、インプラントによる治療に使用する材料や治療技術をを開発、研究し、その治療によって噛める、しゃべる、飲み込むといった機能の回復と見た目の自然観を回復することで健康が維持されることを通して、国民の健康長寿にさらに貢献できることを目指している学会です。
この学会の専門医は、学会発表、論文投稿だけでなく、確かな技術の証明としての症例発表、試験をクリアーして取得可能となります。
日本には10万人を超えるの歯科医師がいますが、日本補綴歯科学会の専門医は、その1%(約1,000人)ほどしかいません。

被せ物や入れ歯などの専門家として認定された後も学会参加や研修会参加などを通じて研鑽を積み、知見を深め、より自らの力量を高めています。

被せ物や入れ歯に関して、お悩みのある方は、お気軽にご相談ください。

入れ歯専門医(名医)が作る保険の入れ歯?

専門家が作る入れ歯は、保険適用外の自費診療なのではないか?と思われる患者さまもいらっしゃいますが、私は、保険の入れ歯も作製します。
保険の入れ歯は、医療保険制度により、材料や時間的な制約があるため、全てが希望どおりに作ることはできず、ある程度の妥協が必要になります。
それでも私は保険の入れ歯をおすすめすることもあります。
その理由は、お口の中は患者さま1人ひとり異なるため、非常に難しいこと、そして保険の入れ歯でしっかりと噛むことができなければ、自費の入れ歯でも噛むことができないからです。

まずは保険で入れ歯を作製して、入れ歯の適合状態を確認してから最終的に自費の入れ歯を製作することで患者さまの負担も軽減すると考えています。
患者さまの人数的制限はありますが、保険の入れ歯にも手を抜くことなく製作すること。これが私の信念です。他の歯科医師が担当することもありますが、私の指導のもとに作製し、厳しく確認していますので、ご安心ください。

保険の入れ歯でダメ?十分?

保険の入れ歯でダメか?十分か?といわれると十分ではないと思います。

保険診療には、材料に制約があるため、削れやすい・壊れやすい・もろいという特徴は、否めないと思うからです。
保険の入れ歯でもある程度の結果を出していますが、人工歯が削れやすく、入れ歯の高さを長期的に維持することが、難しい点ことが特徴として挙げられます。そのため短期で使用するのであれば保険の入れ歯でも十分だと思いますが、長期間使用することを考えた場合には、保険適用ではなく自費の入れ歯が良いと思います。

保険入れ歯の作り直し

保険の入れ歯は、原則として6ヶ月間作り直すことができません。
基本的に半年間は無くしても、落として割れても、新しく作り直すことができない6ヶ月ルールというものが保険診療にあります。
無くした場合は、何も食べられないのでどうすれば良いですか?と聞かれることがあります。この場合は、10割負担の保険外診療として3〜5万円程で作り直すことが可能です。
落として割れた場合は、割れ方にもよりますが、半年間は修理しながら使用する必要があります。しかし、修理ができないほどの割れ方の場合は、10割負担の保険外で作り直す必要があります。

保険入れ歯の治療回数・期間

入れ歯の製作経験が豊富な私でも基本的な総入れ歯を製作する場合は、以下の回数とその期間がかかります。

  1. 単純な型採り
  2. 精密な型採り
  3. 噛み合わせ採得
  4. 見た目確認
  5. 噛み合わせ確認
  6. 完成

部分入れ歯を作製する場合は、まず残っている歯の状態を確認します。
被せ物や神経の治療が必要な場合は、その治療期間が加わるため、通院回数も期間も大きく変わります。
詳しい治療期間や回数については、主治医に確認しましょう。

以前に作った入れ歯は2回でできた、何回も通院していない。とおっしゃる患者さまもいますが、即時義歯(入れ歯)という治療方法だと思います。
これは抜歯する前提の歯の噛み合わせが残っている場合に歯がないことによる見た目や機能面の不自由さをなくすために抜歯した日に入れ歯を装着する治療方法です。

入れ歯治療は精密な作業が必要であり、全てのことが理想どおりにいかないこともあることをご理解ください。

通院が困難なことや通院する回数とその期間に足が遠のいてしまうこともあると思いますが、患者さまに合わせた入れ歯があることは、快適な生活を送ることにつながります。

快適な保険入れ歯

入れ歯は、一生ものではありません。
保険の入れ歯は、2年程でプラスティックの部分が擦り減るため、作り替えや人工歯のやり替えなどが必要になります。
上あごの入れ歯は、歌っても大声で笑っても外れないで吸着している入れ歯が良いですし、下あごの入れ歯は、舌を動かしても浮かない入れ歯が良いです。下あごの入れ歯は、舌があるので逆に動きやすいデメリットがありますが、舌である程度コントロールできるようにもなります。

保険の入れ歯も快適に過ごせますが、その期間は短いという特徴を理解しましょう。
また快適な状態を長く維持したいのであれば、保険外の硬い材料で作製すべきでしょう。どちらを選ぶかは患者さま次第です。

入れ歯専門医(名医)からのメッセージ

自費問わず、噛める入れ歯を作ることが、入れ歯専門医(名医)の役割だと考えています。

私は保険も自費も手を抜いた入れ歯を作ることができず、一つひとつ全力投球で製作します。
そのため、稀に初診から保険入れ歯の治療を開始できるまでに3ヶ月位お待たせしてしまうこともありますが、ご了承ください。

日本補綴歯科学会は、被せ物・入れ歯の専門学会であり、この専門医として認定を受けているということは、それ相当の治療ができることの証明でもあります。
日本補綴歯科学会の専門医ではなくても入れ歯の名医の方はいらっしゃいますし、入れ歯が得意な歯科医師もいるとは思いますが、極めて少ないと思います。
入れ歯専門医(名医)とは、経験と知識をしっかりと身につけ、実績が伴った歯科医師にのみ認定される日本補綴学会専門医である必要があると思います。

入れ歯の素材や治療技術も日々進歩しています。今までできなかったことができる世の中になってきました。
どうか1人で悩まず、ご相談ください。ご来院をお待ちします。

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