40~80歳 年代別にみた入れ歯割合 | 渋谷歯科 | 平日夜7時半・土日も診療の渋谷の歯医者

40~80歳 年代別にみた入れ歯割合

歯医者さんに入れ歯ですね!と言われたときは、ショックだった!と皆さんが仰います。
治療方法として挙げられるインプラントは高額になるため、限られた人しか選択できないという現実もあります。
そこで皆さんがショックを受けないためにも、何歳くらいで入れ歯を作る方が多いのかについて、今回はグラフを用いて説明します。

目次

補綴物の装着の有無と各補綴物の装着者の割合(15歳以上)

引用元:厚生労働省 令和4年 歯科疾患実態調査結果の概要

40代の入れ歯の割合は?

国民生活基礎調査により無作為に抽出された世帯員の内、報告が得られた世帯員かつ15歳以上の喪失歯所有者の内、40代で入れ歯を使用している方の割合は、1%くらいです。多くはありませんが、若くして入れ歯を作ることになってしまう方がいることが分かります。
尚、歯を抜歯する原因としては、歯根ハセツが62%(※1)のため、ナイトガード(マウスピース)の装着は必須になります。

※1引用元:The long-term effect of a plaque control program on tooth mortality, caries and periodontal disease in adults Results after 30 years of maintenance

ボトックスとナイトガード

50代で入れ歯の割合は?

50代で入れ歯を使用している方の割合は、5~10%くらいです。
人生の折り返し地点ともいわれる50代に入るとグッと入れ歯を作る方の割合が増えてきますね。歯を酷使してきた50年超においては、徐々に歯を失ってしまいます。
特に現代は、ストレス社会です。このストレスを発散するために皆さん、ギシギシ・ゴリゴリと夜間に歯ぎしり・食いしばりを繰り返してしまうため、歯根ハセツを起こし抜歯となるケースが後をたたないといわれています。

歯ぎしりの原因 歯ぎしりの問題点

60代で入れ歯の割合は?

60代で入れ歯を使用している方の割合は、17~22%くらいです。
5人に1人が入れ歯を使用していることになります。
昔は、60歳を超えると多くの方が入れ歯を装着していて、それが普通でしたが、現代においては歯を磨くことが当たり前になったこともあり、入れ歯使用者が少なくなったと言って良いのではないかと思います。

70代で入れ歯の割合は?

70代で入れ歯を使用している方の割合は、40~43%くらいです。
4割以上の方が入れ歯を使用しています。年を重ねて、蓄積した歯の汚れから歯周病などで歯を失う方がどっと増えます。自分の母親もそれまで歯が全て揃っていましたが、70代になって歯を失いました。

80代で入れ歯の割合は?

80代で入れ歯を使用している方の割合は、70~80%くらいです。
入れ歯が生活の一部になる方も多いと思われます。この年代で治療方法としてインプラントを選択される方は少なく、入れ歯の割合がグンと増えます。
また将来、介護を受けることになった場合を考えると入れ歯が取り外せることは、介護する方にとってありがたいこととなります。

まとめ

年代別入れ歯の使用割合から年齢を重ねるごとに入れ歯使用率が上がることが分かると思います。
入れ歯が必要になった患者さまがショックを受ける姿を見てきて思うことは、患者さまの今ある歯を守りたいということです。

患者さまご自身も入れ歯を使用せず、いつまでも自分の歯で食事をしたいと誰もが思うと思います。しかし、年齢を重ねると共に身体は弱っていきます。それは歯も同じです。
歯には、マイクロクラックというヒビが多く入り、歯ぎしり・食いしばりの強い方は歯と歯の間から虫歯になり、最終的に抜歯することにることもあります。このように年齢と共にさまざまなトラブルにあいます。
ではこのようなトラブルを避けるための対策として、どのようなことができるのでしょうか?
やはりナイトガード(マウスピース)の装着が、必須だと思います。患者さまのお口の中を守るためには、ナイトガード(マウスピース)しかないと考えています。

ナイトガードに少しでも興味を持たれた方は、まずは、当院へご相談ください。

関連ページ