親知らず(智歯)の痛みの少ない抜歯 | 渋谷歯科 | 平日夜7時半・土日も診療の渋谷の歯医者

親知らず(智歯)を痛みなく抜くには?Wisdom Teeth

親知らずを抜くのは、誰しもが痛くないのだろうかと不安だと思います。なんとか痛みなく抜けないだろうかと多くの患者さまが想像すると思います。
痛みなく抜くなんて夢のような話ですが、抜歯後の痛みを出来るだけ少なくする方法をご紹介します。

歯のクリーニング

歯のクリーニング(歯石除去など)を受けることによって、お口の中の細菌数が一気に減ります。
細菌の数ができるだけ少ない状態で親知らずを抜くことができれば、歯ぐきの炎症が少ないので、麻酔が段違いで効きます。

触っただけで歯ぐきから出血したりする状態で、歯ぐきを切開して縫合しても治りが悪くなります。なのでできるだけクリーニングを受けて、細菌の数が少ない状態で親知らずを抜きたいです。

親知らずを抜く・抜かないに関わらず、3〜4ヵ月に1度は歯科医院で歯のクリーニングを受けると、良い口腔内環境が保たれるでしょう。

歯のクリーニング

歯ブラシ

親知らずを抜くのであれば、この機会に歯ブラシでしっかり磨けているのかを確認してみませんか?

いくら歯のクリーニングを受けても、日々の歯ブラシができていなければ、細菌の数は増えてしまいます。
そのため、歯科医院できちんと歯を磨けているかチェックを受け、歯ブラシ指導を受けると親知らずを抜く際に細菌の数が減り、歯ぐきがベストコンディションに保たれます。
細菌数が少なく歯ぐきのベストコンディションで親知らずを抜くことができれば、麻酔も効きやすく、治りももちろん良いです。

是非とも親知らずを抜く前に歯ブラシチェックを受けに歯科医院へご来院ください。

タフトブラシ

その歯ブラシは何に使うものですか?と患者さまに良く聞かれます。これは、タフトブラシといい、市販品ではあまり見慣れない形の歯ブラシです。
毛先が尖った形状で、この先細のブラシで歯ブラシが届きにくい親知らずなどをピンポイントで磨くための歯ブラシになります。

こんな歯ブラシで磨けるの?と疑問を持つかもしれませんが、結構優れもので、細かな箇所を磨く時に活躍します。

例えば、歯ぐきから少し顔を出している歯を磨く時や炎症を起こしている歯ぐきをよけて歯だけを磨くことができます。他には、上あごの親知らずを磨いたりする時にも活躍します。
上あごの奥の奥に親知らずがあっても、この柄の角度や長さが、絶妙な形状のタフトブラシなら容易に磨くことが可能となります。ご希望の患者さまは、スタッフにお伝えください。

洗口剤の活用

洗口剤の効果について、質問を受けることがありますが、一時期的に非常に効果が高いですとお答えしています。
継続的に効果が高ければ良いのですが、数時間で元の細菌数に戻るため、洗口剤だけでは細菌数を少なく維持することは難しいです。

やはり、日頃のブラッシングと歯科医院での定期検診(歯のクリーニング)が重要です。
なので歯磨きと歯科医院での歯のクリーニングにプラスして洗口剤という考え方を持ちましょう。

免疫力アップ

寝不足やストレス、二日酔いなどで免疫力が下がっている時に親知らずを抜くと、痛みがひどくなることや腫れたりする可能性が高くなります。
しっかりと3食栄養のある物を食べて、十分な睡眠時間をとることで免疫力がアップします。その状態であれば親知らずを抜いた際に腫れたり痛んだりすることは少なくなります。

仕事で全然休めていないなどと忙しいことが重なっている時や免疫力が下がっている場合は、歯ぐきから容易に出血するなどして細菌の数も増えてしまい、ひどく腫れたり痛んだりするという状態になりかねません。
早寝早起きで体調を整えて、免疫力を高め、健康的な生活を送る中で親知らずを抜くようにしましょう。

抗生物質を服用

親知らずが腫れて痛みがあり、歯科医院を受診すると抗生物質が処方されると思います。通常、3〜5日分が処方されますが、痛みや腫れが落ち着くと最後まで飲み切らない患者さまがいらっしゃいます。
歯科医師は、患者さまの状態を診て、それに応じた抗生物質の種類と容量を考えて、必要な日数分を処方しますので、腫れや痛みが落ち着いたとしても最後まで飲み切りましょう。

飲み切らない状態で、次回親知らずを抜くとなると腫れや痛みが強く出る可能性が高まりますので、抗生物質はしっかりと最後まで飲み切ることが重要なポイントです。

腫れや痛みがある親知らずをすぐに抜かない

親知らずに腫れや痛みがある場合は、積極的に抜くのではなく、お口の中の状態を清潔に保ち、細菌数が少ない状態で抜くのがベストです。症状が治まってから抜きましょう。
 親知らずを抜くまでに、まずは歯ブラシの方法や回数などをチェックして、日々の歯ブラシを見直します。そして、定期的に歯科医院でクリーニングを受けていないのであれば、歯石除去やクリーニングを受けます。
その後、最終的に親知らずの腫れや痛みがないことを確認してから抜くことで、抜いた後の腫れや痛みが少なく過ごすことができます。

親知らず(智歯)を抜く?抜かない?

まとめ

親知らずを抜く際は以下のことを、心がけると抜いた後に腫れたり痛んだりする可能性が低くなります。

  1. 歯科医院で歯のクリーニングを受ける
  2. 歯ブラシ方法・回数・時間などをチェックする
  3. タフトブラシを使って細かい部分まで磨く
  4. 洗口剤を活用する
  5. 免疫力をアップさせる
  6. 抗生物質を最後まで飲み切る
  7. 親知らずの腫れや痛みがなくなってから抜く

是非とも、参考にしてください。

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