オールオン4コストダウンの方法 | 渋谷歯科 | 平日夜7時半・土日も診療の渋谷の歯医者

オールオン4コストダウンの方法

このページを読まれますと以下のような事が理解できます。

歯を失って入れ歯使用するようになり、誰しもがインプラントやオールオン4について調べて行いたいと思われるかもしれませんが、1番ネックとなっているのは、費用に関してではないでしょうか?
オールオン4そのものが、コストダウンをすることができますが、その他にもオールオン4を生涯に渡ってコストダウンすることもできますので、是非、参考にしてみてください。

目次

少ないインプラント本数でコストダウン

やはりインプラントを使用する数が少ないというのは、圧倒的に費用を抑えることができます。
4本インプラントと10本のインプラントであれば、明らかに4本のインプラントの方がコストダウンできます。本当にこの治療方法を考えたポルトガルのDr.マロは、すごい方だなといつも感心します。

オールオン4は骨の造成をしない?

オールオン4は、骨のある部位に斜めにインプラントを埋入するため、骨の造成が必要のない場合がほとんどです。
通常は、イラストの赤の部分に骨がない事がほとんどですので、骨の造成を行いインプラントを埋入します。骨の造成を行った場合、4〜6ヶ月は待つ必要があるため、その間は、入れ歯で過ごすことになります。

骨の造成をしないということは、その分の費用がコストダウンでき、費用を抑えられます。通常、骨の造成は10万円、ソケットリフト15万円、サイナスリフト20万円の費用がプラスされますので、やはりインプラント総費用が高くなってしまいます。

オールオン4は治療回数が少ない

治療回数がオールオン4は、圧倒的に少ないです。なぜなら手術をしたその日に、入れ歯を固定するため、多くの治療が少ない回数で仕上げることができます。

通常のインプラント治療回数は、来院回数7回以上で被せ物(入れ歯)が完成しますが、オールオン4は、来院回数5回で完成するため、時間的なコストダウンを図ることができます。

多くの患者さまは、歯科医院に足を運ぶのは億劫ですし、時間と労力がかかりますので、ここの部分でのコストダウンは、非常に大きいのではないでしょうか?

オールオン4で医療費控除を活用

医療費控除ってご存知ですか?と患者さまに聞いてみるとなんと多くの方が知りませんと答えます。
オールオン4は治療費用が高額になることが多いため、必ず医療費控除の申請を行った方が良いです。

オールオン4の医療費控除について

お口の中の細菌数を減らそう!

オールオン4は、入れ歯と違って外すことができません。入れ歯なら毎食事で、外して洗うことが可能で、非常に清潔に保つ事が簡単にできます。

ところがオールオン4は、ご自分では外す事ができませんので、細菌が溜まりやすくなります。細菌が溜まるとインプラントの周りが歯周病になりやすくなります。
つまり、インプラント周囲炎です。インプラントは虫歯になりませんので、1番の天敵は、歯周病菌です。この歯周病菌を減らすには、食後のうがいとブラッシンが非常に重要になります。

オールオン4を行った多くの患者さまが、今まで磨かなくても大丈夫だったから良いだろう、なんとかなるだろうと以前に歯があった頃のような歯ブラシ方法や時間で磨かれますが、そのような方法ですと歯を失ったと同じようにオールオン4も失います。
患者さまには、何度もお伝えするのですが、オールオン4の最たるコストダウンの方法は、お口の中の細菌数を減らすための日々のブラッシングとうがいになります。これを怠らずに毎日食後に行ってもらうことが、何よりもオールオン4のコストダウンに繋がります。

ウォーターピックを使ってみよう!

多くのオールオ4を行った患者さまにオススメしているのが、ウォーターピックで水流で汚れを落とす機械になります。
こちらは、水流の強さの調節やノズルの選択も行う事ができますので、患者さまのお口の状態に合った操作ができるのが1番の利点だと思います。また、コードレスでお風呂場などに持ち込んで行うこともできます。

渋谷歯科では手術後から使い方の練習を始めて糸がとれましたら、使用を開始してもらいます。
最近では、このタンクに歯周病用のうがい薬を入れて使用する方法をとっています。患者さまからもこんな方法で使用すると使い勝手が良かったなどとお知らせしてもらうこともありますので、是非、使用した感想をお聞かせください。

ウォーターピックは、現在のところお口の中の細菌数を効率的に少なくする良い機材です。
やはりお口の中の細菌数を極力少なくすることで、オールオン4の寿命が伸びてコストダウンをすることができます。

オールオンナイトガードの使用

オールオンナイトガードの使用は、オールオン4を行った患者さま全てにお願いしています。
多くの患者さまが、歯ぎしり・食いしばりで歯根破折に至り抜歯となります。なんとその割合は、歯を失う原因の62%になります。
つまり、なぜオールオン4の治療を受ける必要があったか?というと歯ぎしり・食いしばりが約60%以上な訳ですので、オールオン4の治療後にナイトガードを用いて被せ物(入れ歯)が削れないようしなければなりません。

多くのオールオン4の患者さまは、ナイトガードの装着をしないか、作らないために、オールオン4の被せ物(入れ歯)が削れたり欠けたり割れたりするトラブルで、インプラントを失います。必ず、夜間にオールオンナイトガードの装着を行ってください。
また、起きている間に食いしばりを行うTCHという症状がある方もいらっしゃいますので、そのような方は、昼間も食事以外はオールオンガードを装着するようにしましょう。

とにかく、歯を失う原因62%は、歯ぎしり・食いしばりによる歯根破折です。それにより歯を失いオールオン4になっている患者さまがほとんどですので、ナイトガードを装着して、被せ物(入れ歯)が削れない、割れない、欠けないようにしましょう。
これがオールオン4を再度やり直ししないコストダウンの方法になります。

オールオン4のコストダウン症例①

60代・男性

上下の歯が歯周病でフラフラしてご飯がかめない。家族からも口臭を指摘されて、今回歯科医院を受診した。
しかし、金額に関しては、ある程度制限があり上下オールオン4を行う費用はないとのことでした。

残っているほとんどの歯が、重度歯周病になっており、残すことができない状態です。
このままですと上下総入れ歯になります。上下総入れ歯の場合、保険で作製すると費用は、保険で約3万円となります。
オールオン4は、アクレリックで185万円(税込み203.5万円)、ハイブリッドセラミックで200万円(税込み220万円)、ジルコニアセラミックで300万円(税込み330万円)になります。
(2024年06月時点)

私の患者さまへの提案は、上下どちらかを保険の義歯にして、どちらかをアクレリックのオールオン4にするのは、いかがですか?と提案しました。

理由

まずこの患者さまは、嘔吐反射がない。嘔吐反射が強い場合は上顎にオールオン4を行い嘔吐反射のない被せ物(入れ歯)を固定する。
アクレリックは、保険の義歯でも同じ材質であることより、削れる量も同じように減らせるためどちらかだけオールオン4を行いコストダウンして節約する方法を提案しました。

選択

患者さまの選択は、下あごをオールオン4で固定する。
上あごを保険の総入れ歯で製作するでした。この患者さまは、食べる時に下の入れ歯が浮いて動くことを懸念していたため、下あごをオールオン4にしました。

結果

やはり上下の人工的な歯が同じ材質という事もあり、トラブルも少なく過ごしています。オールオンナイトガードも毎日装着して就寝されているのも、オールオン4の寿命が伸びている秘訣になりますね。

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