オールオン4の治療方法 | 渋谷歯科 | 平日夜7時半・土日も診療の渋谷の歯医者

オールオン4の治療方法All-on-4

オールオン4治療を検討する時に気になることは、治療の流れと期間ではないでしょうか。

ここでは、一般的な治療の流れと治療期間について説明します。

オールオン4の治療の流れ

  1. オールオン4相談
  2. 検査
  3. 説明
  4. 初期治療
  5. オールオン4手術・仮歯
  6. 消毒・抜糸
  7. 1ヵ月後チェック
  8. 3ヵ月後チェック
  9. 最終被せ物作製へ型採り
  10. 噛み合わせ
  11. 見た目確認
  12. 完成
オールオン4について

1:オールオン4相談(1時間無料)

インターネットでオールオン4を調べてから来院される患者さまもいますが、誤った情報や知識をお持ちの方もいますので、まずは模型や資料を用いて説明します。
 そして患者さまが一番気になる治療費用や期間についても使用素材とその特徴を含め説明します。

もし予算が決まっているのであれば、範囲内での治療方法や使用素材を説明することも可能ですので、お申し付けください。
遠方からお越しの患者さまは、相談だけでなく同日に検査を受けていただくことも可能です。ご希望の場合は、相談予約時に検査まで希望とお伝えください。

また、身体の状態などによっては、オールオン4治療を受けられないこともあります。例えばコントロールのできていない糖尿病や高血圧、心疾患などは、治療可否に重要な要因になるため、既往歴や服用しているお薬がある場合は、問診時に正しくご申告ください。

オールオン4の適合(適応)

2:検査

  • 口腔内写真撮影
  • レントゲン撮影
  • 型どり
  • 歯周病検査
  • 歯の状態確認

お口の中の状態を詳細に確認します。
オールオン4は、初めの診査診断により、治療の良し悪しが決まります。しっかりと検査することで治療の成功率も上がります。

3:説明・契約

オールオン4治療が可能か否かについて、検査結果を基に診断結果を説明します。
治療が可能な方は、治療の流れや使用素材とその特徴などについて改めて説明し、問題が無ければ治療のスタートです。

オールオン4の術前・術中・術後・完成後の流れと過ごし方

4:初期治療

お口の中の環境をオールオン4手術に備え整えることは、非常に重要なことです。
細菌の数が多い状態でのオールオン4手術は危険なため、初期治療として歯のクリーニングでお口の中の細菌を出来るだけ少なくします。また日々の歯の磨き方をマスターし、手術に備えましょう。

5:オールオン4手術・仮歯

オールオン4手術日は、栄養満点な食事と十分な睡眠をとり、万全の体調でいらしてください。オールオン4手術後~約1ヵ月は、柔らかい食べ物中心の食生活になりますので、栄養のある食事で免疫を上げておきましょう。
多くの場合、午前中にインプラント手術を行い、午後に被せ物の仮歯をセットします。
インプラント手術では、多くの患者さまは、静脈内鎮静法で眠っている間に手術を受けます。そして目が覚めてから仮歯をお口に合わせます。

夜間に装着するナイトガードも出来るだけ早期に製作します。オールオン4治療を受けた患者さまにナイトガードは、必須アイテムになります。

6:消毒・抜糸

手術翌日に消毒を行います。出血は止まっているか?傷口は開いていないか?噛み合わせは問題ないか?などをチェックします。

抜糸は、7〜10日後に行います。その際も出血の有無と傷口、噛み合わせを確認します。

7:1ヵ月後チェック

オールオン4治療において最も重要な局面は、手術後1ヵ月です。

オールオン4の手術をしてから1ヵ月間は、柔らかい食べ物、例えばマグロの刺身くらいの柔らかさの食べ物を選んでくださいとお伝えしています。なぜなら、この1ヵ月間に硬い食べ物を食べてしまうとインプラントと骨の結合が得られなくなってしまうからです。
この期間は、骨とインプラントが結合するかしないかの大切な期間であり、1ヵ月後チェック時点でインプラントと骨が結合しないのであれば、再度インプラントを埋入する必要があります。その確認には、レントゲンを撮影します。

 

1ヵ月後チェックの際は、ナイトガードを必ずお持ちください。ナイトガードで強く当たっている箇所があるとインプラントに余計な力が加わりますので、均等に当たるように調整します。

8:3ヵ月後チェック

手術後に装着した仮歯をインプラントと骨が結合するまでの約3ヵ月の間に何度か調整します。
仮歯で問題のない見た目や噛み合わせ、歯肉の状態に整え、仮歯をコピーするように最終的な被せ物を製作すると出来上がりが非常に良いからです。

 

オールオン4の手術から3ヵ月経過するとインプラントと骨が結合しています。
3ヵ月の間に整えた仮歯が被せ物とインプラントとの間に隙間や噛み合わせに問題がないことを最終的に確認します。問題がある場合は、調整が必要になります。

3ヶ月後のチェックでもナイトガードを持参してください。噛み合わせをチェックします。

9:型採り(最終被せ物作製)

最終的な被せ物の型を採ります。
インプラントは骨と結合して動きませんので、とにかく動かないように型を採る工夫をします。オールオン4の場合、インプラントとインプラントの距離が長いので、精密に動かないように型を採っていきます。

10:噛み合わせ(最終被せ物作製)

噛み合わせの高さや前後の位置を患者さまに合わせます。

11:見た目確認(最終被せ物作製)

見た目や適合などを確認します。この時点で患者さまにも前歯や歯ぐきなどの色や形を確認していただきます。

完成後の見た目などの変更はできませんので、しっかりとご確認ください。

12:完成(最終被せ物作製)

完成した被せ物を装着し、噛み合わせを最終調整します。被せ物の完成と共にナイトガードの型を採り、次回ナイトガードをお渡しします。

オールオン4治療後のメンテナンス

オールオン4の治療期間

オールオン4の治療期間は、おおよそ4〜7ヵ月で、骨とインプラントが結合するまでにかかる時間により、変わります。骨が柔らかい場合は時間を要し、骨が硬い場合は短くなるため、治療期間に差があります。
仮歯の期間中に何度か通院いただくことで、噛み合わせや歯肉などをしっかり調整できるため、最終的な被せ物の完成度が上がります。
オールオン4は、インプラントの埋入本数が少ないため、通院回数がインプラントや総入れ歯と比較しても通院回数が少ないという利点があります。

関連ページ